2025.09.02
AJAC京都展
kokoka京都市国際交流会館、姉妹都市コーナー・展示室
2025年6月11日~15日

AJACは1975年に創設された東京に本部がある現代美術の作家組織。AJAC京都展はこのグループ京都で行うもので、今年4回目。京都の国際交流会館で行われた。

この作品は京都の木の塀の木目模様の間にアジサイの花を入れ込んだもの。
2025.09.01
カレマン(Carrement)ナポリ展
サンタ・マリア・カプア・ヴァテーレ現代アート美術館
2025年5月3日~6月3日

かレモン(Carrément)はセビリア生まれのフランスのアーティスト、ミリヤ・べリッチが設立した幾何学アートのグループ。最初パリで展覧会が開かれていたが、最近は不定期にヨーロッパで行われている。今回はナポリの近郊、サンタ・マリア・カプア・ヴァテーレで行われた。残念ながら参加できなかったのだが、次の二つの作品を展示した。

この作品は囲碁のプロ棋戦で現れた結果を元にして作られた。青系は黒石が進行につれて緑に変化していく。赤系は白石が次第に黄色くなっていく。黒い部分はダメ(黒の陣地でも白の陣地でもない空き地)。

これは、「アートと数学」展に出品したのと同じシステムで作った。色違いの作品。
2025.08.31
OPTIM’ART写真展
LIVES OF FLOWERS 花の生命
ティエリー・マンドロー、佐藤純、ハンス・シルヴェスター
2025年4月30日~5月11日
京都万華鏡ミュージアム

フランスの写真グループOPTIM’ARTのメンバー3人による22点の作品を展示し、宇宙における花の生命とその役割をテーマとしています。花は自然界において、生命の進化と持続可能性に欠かせない存在であり、独自のライフサイクルに従って生きています。また、他の生命のサイクルちも深く関わり、共存しながら互いに影響を与え合っています(テキスト:ティエリー・マンドロー)。
ティエリー・マンドローは朽ちていく花の拡大写真、佐藤純は種々の画面分割された内部に花を挿入した作品、ハンス・シルヴェスターはエチオピアのオモ渓⾕近くに住むスルマ族の人々が儀式の折に花と対話するし親密な瞬間を捉えました。


京大の大学院生の吉岡さんによるXR(現実世界とデジタルな仮想世界を融合させる技術)体験のデモンストレーションが5月3日、4日に行いました。今回の展示作品を題材としたジグソーパズルをメガネの中に見える仮想空間上で行なっていきます。周りの人もモニター画面を通してパズルを解く様子を見ることがせきます。
2025.8.30
「アートと数学(Art et Mathémathique)」展
パリ、ギャラリー・アブストラクト・プロジェクト
2025年3月13日~22日

「アートと数学」展はパリのアブストラクト・プロジェクトギャラリーでアーティストのダヴィッド・アピカンの企画で毎年行なわれている。このギャラリーは終章芸術に特化したアートグループのレアリテ・ヌーヴェル協会が運営しているが、僕もこのギャラリーの活動に協力している。

今年は上の作品をを出品した。この作品はこのアインシュタイン・タイルを利用した作品だ。アインシュタイン・タイルとは一種類の図形で平面を隙間なく不規則に埋め尽くすもの。このようなタイルが存在することが数学的に証明されたのは2023年とごく最近のことで、これを知って非常に関心を持った。カイト(凧)と呼ばれる4角形を8つ並べて作ったハットと呼ばれる帽子型の図形を使う。作品は赤、青、緑、白で作ったカイトの組み合わせで制作されている(右図)。